外出が難しい患者様にも
外来同等の歯科治療を
当院より、16km圏内で外出が困難な患者様に対して、在宅歯科診療を行っております。 ご自宅・病院・施設・グループホーム等に訪問しております。
四条畷・大東の歯医者「学園町ヤマダ歯科・口腔外科」では、ご家族、主治医、ケアマネージャー、介護士、様々な職種の方々と連携し患者様に適切な治療、口腔ケアの指導を行っております。
歯科医師・歯科衛生士・歯科助手が1つのチームとなって定期的にお伺いして、口腔ケアや歯科治療、定期的な検診を行い総合的な口腔衛生状態の管理と改善に努めています。
当院の院長は大学病院の口腔外科にて臨床経験を積んでおり、全身管理(全身的な持病を把握した上での安全な歯科治療や口腔管理)を得意としています。歯科衛生士は訪問歯科の経験豊富な歯科衛生士です。
歯科訪問診療専用の歯を削る機械やレントゲンなど持ち運び可能な専用器材を一式取り揃えており、街中の歯科医院に通院するのとほぼ同等の診療レベルを歯科訪問診療で実現しています。
摂食、嚥下機能障害については大阪大学歯学部附属病院をはじめ、様々な医療機関と連携して診療を行っております。
在宅診療(訪問歯科)とは?
在宅歯科診療とは、歯科治療が必要でも通院が難しいとういう患者様のご自宅や病院や施設等に歯科医師・歯科衛生士が訪問し、外来の歯科治療と同等の治療、口腔ケア、指導を行うサービスのことです。
自分一人では、外出が困難な方が在宅歯科診療の対象となっております。
高齢者の口腔ケアの重要性
近年、口腔ケアの重要性が再認識されています。
お口を清潔に保つことで、むし歯、歯周病といった口腔内トラブルを予防するのはもちろんのこと、「噛む」ことで脳を活性化し、認知症の予防や認知機能の改善につながる効果があるといわれています。
口腔ケアを行う事で下記の健康問題を予防する事ができます。
認知症
近年の研究で「歯周病」がアルツハイマー型認知症と関連性を持つことが分かってきました。歯周病の原因菌が脳の炎症を引き起こしているとみられ、直接の原因ではないにせよ、アルツハイマー病の発症に何らかの影響を与えているのは間違いないと考えられています。
誤嚥性肺炎
嚥下(食べ物を飲み込むこと)機能が衰えると、唾液や食べ物が気管に入ってしまう恐れがあります。この際に、口の中の細菌が肺に入ってしまい発症するのが「誤嚥性肺炎」です。お口の中の汚れや細菌を減らすという事は、誤嚥性肺炎の予防につながります。口腔機能管理で発症リスクを6割以下に減少できるとも言われております。
転倒による骨折
自分の歯が少なくなり放置している人は、自分の歯が多く残っている人や、歯が少なくなっていたとしても義歯(入れ歯)などで咀嚼を補っている人と比べ、転倒リスクが最大で2.5倍にまで高まります。上記の理由からも義歯(入れ歯)などを正しく装着して噛む機能を補う必要があります。
在宅診療の内容
- 無料歯科検診
- ご自宅・施設・病院にお伺いし、口腔内の検診を行います。
- 治療
- 入れ歯の作成・修理、虫歯治療、歯周病治療、抜歯などの外科的処置を行います
- 口腔ケア
- 歯、入れ歯、舌の清掃、口腔衛生管理指導、発熱・誤嚥性肺炎を予防します
- リハビリ
- 摂食嚥下リハビリテーションを行い、経口摂取を維持します
- 嚥下内視鏡検査(VE)
- 鼻から約3mmの内視鏡カメラを挿入し、口から食べる機能を調べる検査です。食形態の見直し、誤嚥性肺炎予防についてアドバイスいたします。
お申込みの流れ
- 1お申し込み
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患者様ご本人、ご家族様だけではなく、介護関係者様の方からもお申し込みいただけます。
- 2訪問日の調整
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ご希望の訪問日時を決定する際に、簡単な問診をさせていただきます。訪問の交通費は無料です。
※当院より16Km圏内が対象となります。 - 3治療開始
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在宅診療は診療初日には各種保険証とお薬手帳をご用意していただきます。診療時間はおよそ30分ほどになります。
- 4定期検診
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治療終了しても、時間経過とともに状態が悪化してしまうこともあります。
より良い状態を長く維持するためにも、定期検診をおすすめしております。
対応エリアについて
対応エリアは当院より16Km圏内(大東市、四条畷市、八尾市、東大阪市)が対象となります。
詳細は一度ご連絡ください。
費用について
安心の保険診療
在宅診療(訪問歯科)は、保険診療となり、計算方法は下記のようになります。
ご家族の方へ
お口の衛生管理を怠ると、お口の中の細菌が肺に入り込んで発症する肺炎(誤嚥性肺炎)などの全身的な病気の引き金となり、特に抵抗力や筋機能の低下した高齢者では致命傷になるケースも少なくありません。
口腔ケアを継続することは虫歯や歯周病、口臭を抑制するだけでなく、食べる機能やお口の感覚の維持・改善、誤嚥性肺炎の抑制にもつながります。
介護施設の方へ
歯科衛生士が専門的な器材を使用しながら歯、舌、入れ歯などの汚れを落とし、お口の雑菌を減らします。口腔内の雑菌を減らすことは誤嚥性肺炎をはじめ、さまざまな病気の予防につながります。さらに入れ歯を合わせて噛めるようにしたり、お口のマッサージなどで食べる・飲み込む力を強化することは栄養状態や全身に大きな効果があることが明らかになっています。口腔ケアを継続することで“肺炎は40%減少、インフルエンザは約1/10に抑えられること”が報告されています。
(秋田看護福祉大学 佐々木英忠教授の調査による)
厚生労働省 在宅医療後押し
※入院した患者が自宅での訪問診療に移れば、医療費が減るとの見方もある。政府の試算では訪問診療にかかる自己負担と保険給付を合わせた医療費の総額は1人あたり月に約32万円で、慢性期患者の入院(約53万円)より4割安い。入院するとささいな体調不良でも治療を施すため、医療費が膨らみやすいとの指摘がある。
※引用元: 2015/7/10 日本経済新聞 電子版